Part1(2016・5) | |
4月14日・16日の2回、熊本を震源とする震度7の地震が発生。その後の余震も含め、熊本や大分で大きな被害を出しました。 その後、被災地のみならず九州じゅうの観光が相次ぐツアーキャンセルなどで大変なことに。 そんななか迎えたゴールデンウイーク。思い付きで久しぶりの鹿児島に行くことを決断。とはいっても、事前に手配をしたのは往復の交通手段のみ。あとは何も決めずに出かけました。 |
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5月4日朝。 自宅からタクシーで、福岡空港の国内線第1ターミナルへやってきました。 今回も、嫁さんとちびっ子2人を連れてますが、一番下の娘も3歳になり、だいぶ自分で歩く距離も長くなってきたので、こういう旅に連れて行くのも億劫じゃなくなってきました。 |
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今回の往路は、鹿児島空港まで飛行機、それも、JALが熊本地震に伴って設定した臨時便に搭乗することにしました。 JACが7時40分発で設定している定期便(JC3651便、DH4で運航)のすぐ後に、8時5分発でJL4957便が設定されていました。 第1ターミナルのゲートBを抜け、そこからはランプバスで。 白ナンバーの西鉄バスでの移動となりました。 |
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ランプバスでやってきたのは、国内線の沖留めスポットの一番南側、Spot30。 そこに、搭乗機となるB738・JA341Jが待っていました。 昨年シルバーウイークの旅行に次いでのJAL便の搭乗で、JALが大好きというウチのちびっ子2人も大はしゃぎ!(笑) この機体、1年半ほど前にJALに吸収合併された「JAL EXPRESS」のタイトルを残しています。 同機はつい先日まで、東京ディズニーシー15周年を記念した「JALハッピージャーニーエクスプレス」4機のうちの1機として、ダッフィーのラッピングを施されていました。 機内は「SKY NEXT」化されておらず、Wi-Fiも未装備でした。 もちろん、この便は臨時便であり、さらにいえば、臨時ダイヤとはいえ九州新幹線も全線で運転再開されている状況ではあったとはいえ、機内はかなり空席がありました。 この便を予約するときに、けっこう空席がありそうだというのは分かっていましたが、ここまで空いてるとは正直・・・。キャパ的にも、JACが定期便で運用しているターボプロップ機よりは、かなりゆとりのある機材ではありますけどもね。 嫁さんも「こんなに空席のある飛行機は初めて乗った」と言うくらいで・・・。 搭乗時の機内では、デビッド・フォスターの「I will be there with you」がBGMとして流れていました。JALの企業PVでも使われているおなじみのナンバーですね。 |
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搭乗客が少ないせいもあってか、JL4957便は、定刻よりも早くドアクローズ。 E4から待つことなくRWY16へ入り、あっという間に空へと舞い上がりました。 |
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ちびっ子連れで乗ってたもんで、機内ではCAさんからいろいろ声をかけてもらいました。 キャンディもいただいたし、あとは・・・これまだあったんだ、のディズニーシー15周年のポストカードも。 あと、ちびっ子向けにはお約束のグッズのほうもいただきました。 |
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そうこうしているうちに、飛行機は熊本県の上空へ。 左手眼下には、阿蘇地方が見えています。先日の地震で大きな被害を受けたエリア。余震も続き、まだまだ先を見通せない状況も様々あるようです。 |
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上昇が終わったかと思ったら、まもなく降下を開始します、というアナウンス。B738としてはかなり短距離のフライトですからね、致し方ないところです。 いったん飛行機は錦江湾の北縁あたりまで南下し、そこから一気に右旋回していきます。 左手には桜島も見えていますね。 |
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JL4957便は定刻よりも早く鹿児島空港へ。RWY34に降りてSpot8へ。 定刻より4分速い8時46分の到着でした。 到着後の機内では、久石譲氏による「明日の翼」が流れていました。この曲、大好きなんですよね~CD化してくれないかしら・・・。 JA341Jは、この便を含めて、この日は福岡~鹿児島を4往復のフライト。距離は短いけどなかなかの激務ですな。 |
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到着後、展望デッキに上がってきました。 鹿児島空港へやってくるのは、実は今回が初めて。 展望デッキは、朝からなかなかの賑わい。飛行機もけっこういましたもんね。 ここは、JACの本拠地でもあるので、同社のターボプロップ機各種が羽根を休めている様子も見られます。 |
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展望デッキには、こちら。 航空展示館「SORA STAGE」があります。 せっかく来たんで、ちびっ子を連れて中へ入ってみましょう。 |
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・・・おおっ、これは! JACが運用しているDH4の実物大のモックアップが置かれていますね。 機内も実物そのもので、シートが並び、後部のギャレーもそのもの。 こういうのはなかなかいいですね~。 このほかに、パタパタ(反転フラップ式)の案内板とか、フライトシミュレーターなんかもありまして、有料で操作体験もできちゃってました。 これけっこう楽しめそうですね~。 |
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そのあとは、空港ビル前にあるこちらへ。 足湯です。 それも、天然温泉かけ流し! しばらく浸かってきましたが、足の角質がはがれてツルツルになるのがよく分かりました。(^^; |
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足湯を終えて、我々はタクシーに乗り込みました。 途中、空港近くに広がる茶畑の横を通ります。 新茶の季節ですもんね~。 そして、タクシーで向かったのは・・・。 |
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・・・こちら。 肥薩線嘉例川駅です。 ワタシ自身、何度かここは列車で通っていましたが、駅そのものを訪ねたのは今回が初めてでした。 2004年の九州新幹線新八代~鹿児島中央間開業の際に放映されたJR九州のテレビCMで、この駅が登場したことが一つのきっかけとなり、開業100年を超えたこの木造駅舎が注目を集めるようになりました。 この日も観光客がたくさん来ていましたが、その人たちの多くは車で来ていたようでした・・・。 |
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ここ嘉例川に来たら、ぜひこれを食べたいと思っていました。 そう、土曜休日限定で販売されている「百年の旅物語 かれい川」(1080円)。毎年行われている九州駅弁グランプリでも、上位の常連となっているお弁当です。 2個買って、駅横の公園で親子4人で分けて食べました。 見るからに素朴な、地元食材の詰まったお弁当。本当に見たまま、奇をてらうことのない素朴なお味で、ちびっ子たちにも安心して与えられる内容でした。とにかくおいしい! |
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食後、改めて、駅舎を眺めてみます。 開業から110年を超えた駅舎とはとても思えないくらい、よく手入れされていると思いました。地元のボランティアの方々によって、日ごろからメンテナンスが十分に行われているんでしょうね。 |
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それでは、そろそろ移動しますか。 12時3分発、特急「はやとの風1号」鹿児島中央行き。車両はもちろん、キハ47-8092+キハ147-1045の2両。 事前に指定席の空席状況を調べて、これなら当日でも乗れそうだということで、嘉例川駅に着いてから乗車を決断。 自由席に乗りましたが、指定席にも十分な空席がある状況なので、無事に座ることができました。 ・・・というか、ゴールデンウイーク真っ最中でこの状況というのが・・・ツアー団体さんのキャンセルとかもあったんでしょうかね。 ということで、ここからはしばし、この自由席での移動です。 |
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