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Part3(2012・8)
8月6日朝。

宿をチェックアウトして、岡山駅へ。
あとはとにかく、九州へ帰るのみ。「18きっぷ」を使って、ひたすら西へ向かう。
岡山8時23分発、431M列車三原行きに乗車。下関総合車両所広島支所の115系L-15編成、車体は「末期色」。

車内の広告見てると・・・さすがに広島の車両だけあって、野球観戦付き乗車券の広告も当然ながら広島カープのもの。
往路の途中では、マツダスタジアムでの試合を見に行くと思われる、赤いレプリカユニ姿の人たちをけっこう見かけたもんなぁ。
尾道を過ぎて、左手には海が。

まもなく、列車は糸崎へ。
終点は一駅先の三原だけど、広島方面へ向かうにはここ糸崎での乗り換え。

糸崎9時49分発、341M列車岩国行き、下関総合車両所広島支所の115系L-22編成で運転。
三原を過ぎて山間部へ。

往路でも見かけたんだが、本郷〜河内間に、こんな大きな橋が。
これ、広島中央フライトロードという高規格道路のために作られたアーチ橋・広島スカイアーチ。国内では最大級のアーチ橋らしい。
途中の西条駅。

駅舎の建て替えをしているようだった。
どうやら、橋上駅舎になるらしい。バリアフリーという側面は確かにあるんだけど・・・。
11時9分、広島に到着。

8月6日、ちょうど、広島に原爆が投下された日。
改めて、あの悲劇を繰り返さない世の中にしたいなと。
ここでお昼を買い込んで、さらに西へ向かう。

11時30分発、1545M列車岩国行き。車両は下関総合車両所広島支所の115系L-03編成。3列車続けて広島支所の115系にあたった。
広島県を横断し、山口県へ。

岩国で7分乗り継ぎ。
次の列車は・・・岩国12時26分発、3361M列車(新山口から3557M列車)下関行き。車両は下関総合車両所運用検修センターの115系T-13編成2連。
あらら、ここでまた2両編成にあたるとはねぇ・・・。>_<
ただ、どうにか席を確保できたんで、乗り継ぎを済ませて、昼飯にする。
ワタシが買い込んだお昼は、広島名物「もぐり寿司」。

ちらし寿司なんだけど、具材がけっこう豊富なのがポイント高し。
  ちなみに、嫁さんは、というと・・・。

「W健太弁当」。広島カープの前田健太、栗原健太の両選手が、パッケージになっているお弁当。広島らしいっちゃらしいけどね。
なぜこれか、というと、やはりおかずの中身。娘に分け与えるというのがポイントなんだよね。ちなみに、娘は焼きそばにくいついていた。
食べた後、娘はお昼寝タイム。

その間に、列車は新山口を発車。
新幹線の線路上を、N700系「のぞみ23号」博多行きが進んでいく。
新幹線だったら、岡山から博多まで1時間半ちょっとで着くんだよなぁ・・・。
そうこうしているうちに、新下関までやってきた。

訓練用車両となっている100系新幹線4両(元P2編成)、だいぶ色あせてきているよなぁ。
いよいよ本州最西端・下関へ。
岡山から115系ばかりを乗り継いできたが、ここでJR九州の車両にたどり着いた。

下関15時54分発、5185M列車小倉行き。小倉総合車両センター門司港車両派出の415系FJ120編成4連で運転。
下り方先頭車・クハ411-220に乗車したが、冷房故障で効きが悪いというアナウンスがあった。まぁ、構わずに乗ってたけどね。
関門トンネルをくぐって九州・門司へ。

距離や時間を考えるとけっこうな手間だけど、乗ってるほうの感覚としては、「え?! もう九州なん?」っていう感じ。案外時間の長さは感じないものだ。
そのまま、夕方には福岡まで帰りつくことができた。
毎度のことながら、じっくり温めてきた旅行プランを実行に移して、終わってしまったときっていうのは、なんともいえない脱力感に襲われるもんだけど。
ただまぁ、2歳の娘中心で考えたプランながら、こちらもけっこう楽しむことができたし、これはこれでよかったと思う。
アンパンマンミュージアムでのひとときを、娘がけっこう楽しんでくれてたし、それだけでも、高知県まで行った甲斐はあったと思ってる。
本人が大きくなった時にほとんど覚えてはいないだろうけど、たくさん動画や写真を撮ったし、機会があればそういうのを見せながら「こんなことをしたんだよ」っていう話を娘にしてやろうと思ってる。
多分、こういうのができるのは今のうちだけだろう。もう少し大きくなれば、娘もまた、興味の対象が変わっていくだろうから。

これからも、娘とのその時その時を大事にしながら、旅の楽しさを一緒に味わっていけるといいよなぁ・・・そんなことを思いながら、筆を置く事にしたい。
<おわり>