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Part3(2010・10)
10月17日。
朝はかなり早く目覚めてしまった。
シャワーを浴び、6時からのホテルの朝食を食べに行く。
朝食はバイキングで、朝から宮崎名物・冷や汁などをいただく。
朝食を終えて、チェックアウトし、宮崎駅へ。

宮崎といえども、さすがにもう10月後半。朝は少し冷え込んでいた。
この日は、日豊本線都農駅スタートのJR九州ウオーキングに参加することにしていたんで、普通列車で移動開始。

宮崎7時14分発、726M列車延岡行き。車両は、鹿児島総合車両所の717系200番台Hk-4編成2連。
717系200番台は、かつての急行型・475系電車の足回りを流用し、車体を近郊型タイプに載せ換えたもの。2両編成がいずれも「クモハ」、つまり制御電動車であり、起動加速はやはり速い印象だ。
8時10分、列車は都農に到着。
この列車では、少しばかり末娘がぐずったけど、どうにか収拾できるレベルだった。

ワタシ自身、この都農駅で下車するのはもちろん初めて。

都農、といって思いだすのが、かつて国鉄が、この都農と美々津の間に、約7kmのリニアモーターカーの実験線をつくってたこと。国鉄分割民営化後は鉄道総研が実験を引き継いだが、1996年には当地でのリニアの実験は終了し、現在の山梨の実験線へと移行している。
到着後、すぐに受付を済ませてウオーキングに出発。

しばらくは都農の街なかを歩いて行くんだけど、なんというか、すごくゆったりと時間が流れているような街並み。なんか落ち着くんだよね、妙に。
コースは国道10号を渡り、少しずつ山のほうへ上がっていく。

やがて、今回の目的地である都農ワイナリーが、山の上のほうに見えてきた。
あそこまで、ベビーカーを押して歩いて登るのかな?と思っていると・・・。
ふもとの駐車場からシャトルバスが出ていて、「これに乗ってください」と言われたので、そのままバスに乗り、ワイナリーへ。
バスは宮崎交通の路線バス用の車両だった。
バスはほどなく、都農ワイナリーに到着。
これはいい眺望!

ワイナリーでは、ちょうど「ワインまつり」開催中。
ワイナリーに来てるわけなんで、もちろん・・・。
ワインを呑まなきゃ。(笑)

はるか日向灘を望みながら、芝生の上で呑むロゼワイン。いいもんだねぇ。
北海道ワイン「おたる」のような甘さはないけど、味も香りもフルーティーで、なんだか癒される感じだった。
で、ウオーキング参加者には、受付時に写真のものが配布されていた。

これは、ワインまつり会場内で無料でふるまわれる食べ物との引換券!
これを使わない手はないばい!(笑)
ということで、無料引換券を使って、サンマの焼き魚や、豚汁をいただくことができた。
サンマまるごと一尾なんて、けっこう大盤振る舞いよねぇ。

秋の実りがたくさん! ワインと(嫁さんはぶどうジュースと)一緒に楽しんだ。
さらには、会場内に「これから、米粉パンの無料配布を行います!」ってなアナウンスがあり、嫁さんが行列に並んで・・・。

限定100個無料配布の米粉パンをゲット! これがなかなかうまかったのよねぇ。
ここからの帰りなんだが・・・。

やはりシャトルバスで、都農町役場まで行ってくれるバスが出ていて、それに乗ることに。
バスっていっても、役場のワゴン車だったけどね。
そこからはまた歩いて、都農駅へ戻る。

実は、宮崎でコインロッカーに入れようと思っていた宿泊荷物のキャリーバッグを入れ忘れて、それを担いだまま電車に乗ってしまい、都農駅に着いて途方に暮れていたところに、都農駅の駅員さんが「預かってもいいですよ」と言ってくれて、本当に助かった。
明らかにウオーキング参加者だということが分かっていたからこそ、だとは思うけど。
ここからは、帰宅への道のり。

都農12時14分発、737M列車宮崎空港行きに乗車。
車両は鹿児島総合車両所の817系Vk-7編成2連。かつては「福北ゆたか線」で走っていた車両である。
高鍋付近、明媚な風景を見ながら。
ここは列車の撮影ポイントで、橋を渡る列車がスッキリと撮影できることで有名な場所。

左下写真が作例。
5年前の2005年10月23日、それこそ前回の宮崎入りのときに撮影したもの。ED76-66が牽引する、JR東日本長野総合車両所所属だったジョイフルトレイン「浪漫」。前述のとおり、これが同編成の最後の九州入線となった。
40分ほどで宮崎に着いて、いったん駅の改札を出る。
「みどりの窓口」やキヨスクなどに寄ったんだが、末娘が機嫌がいいのか、あちこちで愛想を振りまいてまわってた。

宮崎からは、13時32分発、「きりしま9号」鹿児島中央行きに乗車。鹿児島総合車両所所属の485系Dk-12編成5連で運転。
2号車の指定券を持っていたんだけど、赤ちゃん連れだからか車掌さんが気を利かせてくれて、他に乗客がいない1号車の席を使っても良いと。・・・実際、この5両編成で の「きりしま」は、主に「にちりん」運用をこなしている編成の鹿児島入出庫を兼ねた運用で、輸送力としては明らかに余裕があるんでね。

霧島連山を眺めながら、昼下がりのけだるい時間を過ごし・・・。
途中徐行のため定刻1分遅れで到着した鹿児島中央では、6分の乗り継ぎ時間で15時46分発の新幹線「つばめ16号」へ。
車両は800系U8編成6連、前日には川内新幹線車両センターで展示に供された車両だ。

さすがに6分しか乗り継ぎ時間がないんで、いちいちエレベーターを待っている余裕はない。在来線ホームから必死こいて階段を駆け上がった。
もちろん、末娘の乗ってるベビーカーを抱えて。(笑)
新八代まで39分。そこで「リレーつばめ16号」へ3分乗り継ぎ。
車両は、787系BM8編成7連、昨日乗った往路の「リレーつばめ31号」と同じ編成でやってきた。

赤ちゃん連れなんで、ここでもグリーン個室を使うことにしていた。

新八代を出てから、やってきたワゴンサービスで、ビールと日奈久チーズちくわを調達。
旅を振り返りながらの一杯。
熊本付近へ。
熊本車両センター構内には、まだブルートレイン14系客車が残されている。これもそろそろ最期が近づきつつある。11月に計画されているイベント運行が最後になるようだ。
途中、少し末娘がぐずったけど、個室なんで何の気兼ねもなし。
やっぱり、個室はいいねぇ。

「リレーつばめ16号」は定刻に終点・博多到着。
あとは乗り継いで帰るのみ。
正直、この旅を計画する前は「次に鹿児島方面に行くのは九州新幹線全線開業後かな」と思っていたんだけど、いまの時期に行けてよかったなと。山陽・九州新幹線直通用N700系の車内も見ることができたし、撤退が迫っている485系への乗車もできた。「リレーつばめ」だって、先は長くない。
ウオーキングでいろいろ発見もあったしね。

それにしても、3ヶ月の赤ちゃんを連れての旅行がどんなもんかと不安があったんだけど、いろいろと周囲のサポートが得られ、本当にありがたかった。
だいたい、どういうふうにしていけばいいのかをつかめたんで、これから機会をみてあちこち遠出もしてみたいもんだ。
<おわり>