Part1(2008・3) | |
生まれてこのかた、日本から一歩も出たことのなかったワタシ。
しかしながら、JR全線完乗を昨年7月に達成、47都道府県すべてに足跡を残し、国内をある程度(あくまでも「ある程度」、だけどね)極めてしまったワタシにとって、海外への興味がムクムクと湧いてくるというのは、ある意味自然な流れ。 そこでまず目が向いたのが、すぐ隣の国・韓国。 地理的に近いというのはもちろんだけど、食の楽しみもあるし、鉄道好きという立場から見ても、2004年に韓国版新幹線・KTXが開業するなど、大きな転換期を迎えている。 そんな韓国を、ワタシは海外進出第一弾の目的地に選んだ。 |
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3月14日夕刻。
ワタシは仕事を終えて、福岡空港へ。 国内旅行では何度も利用している福岡空港。福岡市営地下鉄でやってくるところまではいつものこと。 しかし今回は、地下鉄の到着する国内線ターミナルから、もう一つのターミナルへ移動しなければならない。 |
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そこで、国内線ターミナル~国際線ターミナルを結ぶ連絡バスというものに、初めて乗車してみた。
無料で乗れるこのバス、西鉄が運行していて、空港利用者・関係者専用となっている。一部空港内の専用道路を使うというのも特筆できる。 |
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連絡バスで到着したのが、国内線ターミナルとは滑走路をはさんで向かい側になる国際線ターミナル。
いままで海外と縁のなかったワタシにとっては、初めて足を踏み入れる場所。 |
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そして、こちらもいままで縁のなかったもの。
そう、パスポート。 今回の旅行に備えて、密かに取得手続きを進めていたもの。 |
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チェックインを済ませ、そのあとに手荷物検査を受けて出国手続きをする。
パスポートには出国手続きを済ませたことを証明するスタンプが押された。 |
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今回の搭乗便は、大韓航空が運航するソウル・インチョン空港行きKE782便。
案内表示でも分かるように、日本航空との共同運航便になっていた。 機材は、大韓航空のエアバスA330-300。 |
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航空機はほぼ定刻にターミナルを離れ、離陸。
機内では、軽食が出された。 何が出るのかと思っていたら、チーズチキンのサンドイッチ。日本のロイヤルのものだった。 |
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飛行機はあっという間に対馬海峡を越え、韓国の上空へ。
まぁ、福岡からソウルへ行くというのは、東京へ行くよりもはるかに近いんだからね。 定刻の22時20分より少し早く、KE782便はインチョン空港に到着。 いよいよ、ワタシにとって初めての「異国の地」の旅が始まるのだ。 しかしながら、ここから入国手続きや通関手続き、手荷物の受け取りを済ませ、さらには円→ウォンへの両替を済ませて、いざ宿泊先のソウル市内へ向かおうとすると、かなりの時間が・・・。 当初は、空港からリムジンバスでダイレクトにソウル市内へ向かおうと思っていたけど、最終のリムジンバスはタッチの差で出てしまっていた。 |
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次の策として用意していたのは、空港専用鉄道「A'REX」を利用する、というもの。
2007年3月にインチョン空港~キンポ空港間で営業運転を開始した「A'REX」。2010年にはソウル市内への直通が実現する予定だけど、現状はキンポ空港まで。とりあえずそこまで行き、あとは地下鉄でいけるところまで、というふうに考えていた。 |
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ということで、自動券売機でキンポ空港まで3100ウォンのきっぷを購入。これがICカード式で、乗車時はタッチ&ゴー、降車時は自動改札機に差し込んで回収される、という形になっていた。 | |
ホームに降りてしばし待ち・・・。
やってきた最新型の電車に乗車し、一路キンポ空港へ。 そこから、地下鉄へ乗り換えてソウル市内へ向かうのだが、そこである現地の青年(学生さんらしかったけど)に出会った。 東京観光へ行って飛行機で帰国したばかりというその青年は、ワタシが地下鉄を乗り継いで宿へ向かうのだと話すと、携帯電話でいろいろと調べてくれ、「こう乗り継いだらいいんじゃないかな」というアドバイスまでしてくれた。 一応、乗り継ぎについては下調べはしてきていたけど・・・初めての海外でこういう出会いがあると、やはりありがたいよね。 |
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キンポ空港からソウル地下鉄5号線に乗車し、途中のシンギル駅で1号線に乗り換えるという青年のプランに乗って乗り換えようとしたが、すでに1号線の最終電車は出てしまったあと。
さてどうするか・・・仕方ないので、宿まではタクシーを使うことにした。 ソウル市内のタクシーには「模範タクシー」と「一般タクシー」があり、料金も違うしサービスも違う。ちなみに初乗り運賃は「模範タクシー」が4500ウォン(3kmまで)、「一般タクシー」が1900ウォン(2kmまで)。 違いについては、ぜひ↓を見てほしい。 http://www.seoulnavi.com/miru/miru.php?id=932 シンギル駅前のタクシー乗り場でワタシがつかまえたのは「一般タクシー」。手動のドアをあけて乗り込み、運転手さんに予約した宿の名前を告げてみる。最初、ナビの設定で戸惑っていた運転手さんだが、やがて「分かった」とばかりに、一気に宿まで飛ばしてくれた。 |
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そうしてどうにか、15日1時ごろに、今回の宿「イビスアンバサダー明洞」に到着。
ソウルの繁華街・ミョンドンの真っ只中に位置するこのホテルだけど、近隣にある「ロッテホテル」などの高級ホテルとは違い、ビジネスホテルっぽい感じで非常にリーズナブルなのだ。 そんなこんなで、ワタシの初めての海外旅行初日は、非常にあわただしく終了。 夜も遅いけど、明くる朝も早いので、とにかくさっさと寝ることにする。明くる朝、というか、まだ暗いうちに出かける予定だし・・・。 |
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