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Part5(2006・8) | |
ここ川越からは、一気に臨海部へ向かうことにしました。 川越17時34分発、快速1718F列車新木場行き。 ここ川越から、川越線、埼京線、東京臨海高速鉄道りんかい線を経て、新木場へ向かいます。 車両は、川越車両センター所属の埼京線用205系10両編成。埼京線用の205系は濃いグリーンの帯が目印です。 りんかい線が全線開業した2002年12月から、埼京線・りんかい線の相互直通運転が始まっています。川越から、東京の臨海部・新木場まで乗り換えなし、ということで、一度乗りとおしてみようと思っていたので、今回、実行に移すことにします。 |
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川越を出て、しばらくは単線の川越線を各駅停車で進みます。 日が傾いて、そろそろ夕方ですね。 |
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大宮を出て、埼京線区間へ。 赤羽までは、東北新幹線の線路と並走。 時折、新幹線の列車が追い抜いていきます。 1718Fの快速区間は、大宮から赤羽まで。 その先は、十条、板橋、池袋、新宿、渋谷、恵比寿と停まります。 もっと混雑するものかと思いましたが、立客も出ず、けっこう空いていました。 |
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そして、列車は大崎へ。 ここで乗務員が東京臨海高速鉄道の乗務員に交代し、りんかい線へ。 大崎を出ると、すぐに地下トンネルへ。 大井町、品川シーサイド、天王洲アイル、東京テレポート、国際展示場と、臨海部の地下を横断する形で進みます。 国際展示場を出ると、地上区間へ。 東雲に停車し、18時56分、終点の新木場に到着。 川越から1時間22分、というのは、案外近いかな、という印象ですね。 りんかい線の線路は、一部が国鉄時代に着工された京葉貨物線を旅客線として転用したもの。 新木場の東寄りでは、京葉線とも線路がつながっていますが、これはもちろんその名残です。 新木場では、その京葉線のほうに乗り換えて、東京駅へ向かいます。 JRのホームから撮った景色が、左下写真。 すっかり夜の帳がおりていました。 |
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新木場から乗車したのは、東京行きの武蔵野快速。府中本町〜西船橋間の武蔵野線内各駅停車、京葉線区間は快速運転、という列車です。 私が乗車した車両は、これまたかつて山手線を走っていた205系の転用車で、現在は京葉車両センターに所属する8両編成の車両。中間の電動車は、制御装置がVVVFインバータに換装された5000番台となっていました。 |
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東京駅に着いた私ですが、次に乗車する列車まで時間があるので、東京駅八重洲口地下にあるスタンディングバー「PRONTO
IL BAR」に入りました。 ビールを呑むことにしましたが・・・。 ここのお店、冷えたビールを、これまた冷えたブロンズグラスに注いで出してくれます。しゃれた演出ですよね。 ビールがまた、天然水仕込みの「プレミアムモルツ」だったりしますから・・・。 |
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ビールをおいしく呑んで、さあ、次の列車です。 東京駅9番ホームから22時発、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」高松・出雲市行き。 この日の充当車両は、車籍上はJR東海に所属しているものの、実際の車両管理はJR西日本出雲鉄道部に委託されている285系3000番台7連2本。 発車のおよそ10分前、田町車両センターから回送で到着しました。 東京発の「サンライズ〜」に乗るのは、285系がデビューした8年前の初乗車以来。 あとはいずれも上りの乗車だったんですよね、今まで。 |
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今回の乗車では、「サンライズ出雲」の11号車にあるA寝台個室「シングルデラックス」を利用します。 直前に「みどりの窓口」で照会してもらったところ、空きが1室だけあるということで、B寝台個室「シングル」からアップグレード。(笑) この「シングルデラックス」には、個室専用の洗面台と、衛星放送が見られる液晶テレビモニタがついています。発車直後はニュース、そのあとは、映画「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」を見ていました。(^^;) |
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東京を出ると、次の停車駅は、横浜。 向こう側に見える京浜東北線北行き・横浜線下りの4番ホームには、たくさんのお客さんが待っているのが見えます。 |
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さらに進んで、熱海へ。 JR東日本から伊豆急行に譲渡されて活躍中のかつての115系、現在の伊豆急200系電車が滞泊中。 熱海は、JR東日本・JR東海の境界駅。 今回の旅では、石巻線を乗りつぶしたことでJR東日本線の完乗を果たしました。 次にこちらのエリアに来るときには、のんびり旅ができるかなぁ・・・時間的な制約があるのでなかなか難しいところですが。 |
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熱海を出た後、消灯して眠りにつきましたが、ここで目が覚めました。 2時19分、列車は名古屋へ。ここでは乗客の乗り降りはなく、運転士の交替のみが行われます。 ホームにお客さんはいないんですが、こうこうと灯りが点っている・・・なんだか不思議な感じもします。 名古屋を出て、また眠り・・・。 |
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5時過ぎに目が覚め、A個室乗客用のシャワーを浴びました。 5時49分、列車は上郡に到着。 数人のお客さんが下車していきました。 ここ上郡は、もともと「サンライズ〜」の停車駅ではありませんでしたが、この3月ダイヤ改正での山陰線経由ブルトレ「出雲」の廃止に伴い、この上郡に「サンライズ〜」を停車させ、智頭急行経由で鳥取方面との接続を確保する措置がとられました。 しかしながら、「サンライズ〜」の14両編成は上郡駅のホームに入りきらないため、1〜3号車と12〜14号車のドアは開かないという案内が車内放送でされていました。 |
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上郡を出ると、次は岡山。 私は今回、岡山で下車します。 こちらは、私が乗車していた11号車の通路。 もうすぐ降りなければいけないんですが、まだ乗っていたい、降りたくないなぁ、という気分になるもんでしてねぇ・・・。 |
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それでも列車は、まもなく岡山へ。 岡山電車区気動車センターの構内に、こちら。 JR西日本が導入した新型検測車両・キヤ141系ですね。 JRの本州三社では、新幹線用も含めて新型の検測車両を続々と投入しています。国鉄時代からの検測車も、もうそろそろ世代交代の波に飲まれていくことになるのか・・・。 |
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6時27分、「サンライズ瀬戸・出雲」は岡山駅12番ホームに到着。 ここから、前7両の「サンライズ瀬戸」は、6時31分発で瀬戸大橋線を通り高松へ。後ろ7両の「サンライズ出雲」は、6時33分発で伯備線を通り出雲市へ。 短時間での分割・併合が容易にできる。最初から途中駅での分割・併合を前提に開発された、寝台電車285系の真骨頂、というところでしょうか。 |
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本州から四国方面へ向かう鉄道の拠点・岡山。 高松へ向かう快速「マリンライナー」JR四国5000系電車の姿もあります。 四国へは、JR四国の全線完乗を達成した2年前以来、足を踏み入れていませんね。 四国にはうまいものもたくさんありますし、いずれまたゆっくりと訪ねてみたいと思っています。 |
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岡山からですが、新幹線で一気に九州をめざします。 6時52分発、「ひかり441号」博多行き。新大阪始発の初発の下り「ひかり」でもあります。 700系7000番台「Rail Star」E4編成8連での運転です。 |
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当然、朝食がまだでしたので、岡山駅でこちらを買ってきました。 「岡山洋風幕の内」(700円)。なんとなく、こういうテイストが恋しくて、見つけた瞬間、「買いっ!」(笑)と思ってしまいました。 こういう洋風のお弁当、駅の弁当屋でも最近時々見かけますね。・・・もちろん、地元の名物料理や食材を使ったもともとの駅弁スタイルとは異なりますが、私はこういうのも否定する気はありません。 ・・・ただし、東日本エリアで売っている「O-」のつくシリーズだけはいまだに買う気が起きませんが。(^^;) |
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お弁当を食べて少しウトウトしているうちに、早くも列車は九州へ上陸。 8時31分、「ひかり441号」は小倉に到着。 2泊3日の大移動も、これで終了です。 |
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2泊3日ですが、おいしいものもいろいろ食べましたし、それなりに内容のある旅になったかなと思います。 幸いに、台風の影響もうまく避けることができました。 いよいよ、私のJR全線完乗に向けた乗りつぶしも、あと残り1路線です。 じっくり、機が熟すのを待とうと思います。 |
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<おわり> |