Part1(2005・8)
今回は、ネット仲間たちと出かけた九州内での旅の模様です。

とりわけ今回は、10月1日のダイヤ改正での廃止が発表されたブルトレ「彗星」、そしてこちらもすでに引退が発表されていたSL・58654号機が牽引する「SL人吉号」に乗車する、という団体ツアーに参加させてもらう形となりました。
ツアー前日の「プレ乗り鉄」も含めてご覧いただくことにしましょう。
8月20日朝。

「プレ乗り鉄」の集合場所は、門司駅。
ここで、駅ホームのうどんを食することから始めることにしました。

相変わらず、かしわもネギもたくさんのっていて、ダシもうまいとです。
では、列車に乗りましょう。

ツアー前日の「プレ乗り鉄」の初っ端は、ブルトレ「富士」大分行き。大分まで立席特急券での乗車となります。

東京から熊本行きの「はやぶさ」とともにやってきた「富士」は、ここ門司で「はやぶさ」と分かれます。
機関車交換と列車の分割があるため、「富士」の門司での停車時間は所定でも24分あります。

作業中の「富士」の横に、門司機関区から幡生へ、貨物列車を出迎えに行く機関車の単機回送・単752列車がやってきました。定刻より少々遅れていたようでしたが・・・。
EF81形の4重連でやってきた単機回送の先頭は、ステンレス無塗装・「銀ガマ」のEF81-303。関門ではもっとも注目されている機関車です。
「富士」は定刻に門司を発車し、小倉に停車したあと、日豊本線へ進みます。
車内での一行、すでに雑談に花が咲いておりました。

列車は山国川を渡っているところ。
雲の多い空模様、この週末、天候が非常に気になっていました。
「富士」は中津を出て、宇佐に停車したあと、杵築で運転停車。

博多発大分行き「ソニック9号」の通過を待ちます。
きょうの充当車両は、883系Ao-6編成、今月リニューアルを終えてきたばかりの編成です。

ちょっと晴れ間も見えてきて、この時点ではちょっと安心していたんですが・・・。
次の停車駅は、湯の街・別府。

ホームに残る洗面台の向こう側に、「ゆふDX」のキハ183系が停まっています。

このあと、別府湾沿いを走り・・・。
11時17分、「富士」は終点・大分に着きました。

到着した「富士」の編成には、このあとDLがつながれて、車庫へ引きあげていきます。

さて、そろそろお昼時ということで・・・。
大分へ来たらここへ行こう、ということで、一行は「カレーヤ駅前店」に入りました。

私はカツカレーを食べましたが・・・相変わらずここのお店は、ノーマルのサイズを注文しても大盛りみたいな量がありますよねぇ。

もちろん、腹いっぱい・・・もう最後は息切れ気味でありました。
だって、3時間弱前にうどんを食べてるわけで、いくら麺類の消化がいいからといっても、ねぇ。(笑)
「カレーヤ」での食事を終えて、一行は再び大分駅の改札を入りました。

ここからは、いったん由布院へ向かいます。
大分発、久大線経由久留米行きの1856D列車。
発車の7番ホームにはキハ125形3両が入線して来ましたが、1856Dはこのうち最後尾の1両が切り離されての2両での運転です。

キハ125形はもともとトイレのない車両でしたが、このところトイレの取り付け改造が進んでいます。
12時55分、1856Dは大分を発車。

大分駅近辺では現在、連続立体交差化事業が進行していまして、高架橋もかなり出来上がってきつつありました。
列車は大分川に沿って高度を上げていきますが、次第に雲行きが怪しくなってきまして、雨が時折落ちてくるという生憎の状況。

由布岳が見え、まもなく由布院というところまで来ましたが、まだまだ空はこんな感じでした。
13時58分、1856Dは由布院に到着。
列車を降りて写真を撮ってみましたが、雨が降っています・・・。
で、ここ由布院で一行が立ち寄ったのは、駅の1番ホームにある、こちらの足湯。

手軽に温泉の雰囲気を味わえるということで、こういう悪天候でも観光客が次々にやってきていました。
足湯につかっていると、こうしてすぐ横に列車がやってきます。
こちらは、さきほど別府で見かけた「ゆふDX」のキハ183系。博多行きの「ゆふDX4号」としてやってきました。

このあと、雨が激しくなってきたので、一行はあわてて駅舎のほうへ避難・・・。
ここからは、トロッコ列車「TORO-Q」車両で運転の快速「トロッコ列車号」に乗車して大分へ戻ります。

晴れていれば、トロッコ列車、気持ちいいんでしょうけどねぇ・・・。
この天候、雨はまだ降り続いています。

窓のないトロッコ車内は、すでにビショビショ。
車内放送では、トロッコ車両が雨で使用できないため、前後の車両(つまり、気動車)を利用してほしいとの案内がありましたが・・・。

我々一行は車両備え付けの布巾でトロッコ車両のテーブルやイスを拭いて、トロッコ車両に座ろうと・・・。(笑)
雨の降る中、「トロッコ列車号」は15時13分、由布院を発車。

こちらは湯平駅。
別府発博多行きの「ゆふいんの森4号」と行き違い。

このあとも、「トロッコ列車号」は行き違いでの停車が多くあります。
乗降扱いを行う停車駅は、由布院を出ると南由布と向之原だけですが・・・。
雨の強弱に一喜一憂しているうちに、「トロッコ列車号」はまもなく終点。

豊肥久大運輸センターに所属するED76やEF81が休んでいるのを見ながら、大分駅に入っていきます。

16時52分、列車は大分駅7番ホームに到着しました。
大分駅ですが・・・夕立のような雨の影響で大変なことになっていました。
なんと、雨の影響で自動券売機が故障。きっぷは窓口で買ってください、という案内でした。
こういうこともあるんですねぇ。
さて、夕方。
一行は別府へ移動し、夕食懇親会→投宿、となりました。

投宿してからも、宿の部屋に集まって語らいの時間。ふだんはオンラインでの付き合いしかありませんから、こういう機会は貴重です。

とはいえ、明日はツアー本番。朝も早いですから、遅くならないうちに寝るとしましょう。
<Part2へ>