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Part8(2005・3)
岡山からですが、予定より遅れたついでに広島までワープすることにしました。(笑)

12時15分発、新幹線「のぞみ11号」博多行きに乗車します。
車両は、JR東海の700系C56編成。
3月25日から半年にわたって開催される、愛知万博向けの輸送力増強用に増備された編成です。

ここ岡山では、若干遅れてやってきた上り「のぞみ12号」東京行きの500系W1編成とのすれ違いとなりました。
日が差して天気がいいのかなぁと思っていたところが、東広島付近ではこの空模様。なんと、雪がちらついていました。
まだ寒気は抜けきっていないようですね。
広島での下車時に、3号車下り方のデッキに立ちました。

東海道・山陽新幹線では昨年末から、禁煙車と隣接する喫煙車のデッキを禁煙にしました。
ドアの開閉時などに、煙がデッキを通って禁煙車に流れ込むケースがあり、昨年行われた学術的な調査でも、喫煙車と隣接する禁煙車のたばこ粉塵濃度が、喫煙車と隣接していない車両に比べて高くなっているという結果が出ています。

たばこの害悪が様々指摘されている中ですからねぇ、このデッキ禁煙も当然といえば当然ですが。
「のぞみ11号」を広島で降りて、ここからは再び「18きっぷ」の旅。

13時発、岩国まで快速「シティライナー」として運転される5349M列車(徳山から3349M)下関行き。この列車で、一気に本州の最西端まで走破します。
車両は、下関車両管理室に所属する瀬戸内色の115系セキC-35編成4連です。

周囲を見回すと、やはり「18きっぷ」ユーザーがかなり多いようでした・・・。
昼下がり、ちょっとけだるい雰囲気になってきました。
座席夜行で2連泊なんて、わたしゃこの歳にして初めての経験。
さすがに疲れましたわ・・・。

とか言っている間に、列車は広島・山口の県境を越えようとしていました。
岩国から先は、下関まで各駅停車。

途中の柳井駅。
ふと、上りホームを見やると、寝台列車の乗車位置案内が。
3月1日のダイヤ改正で廃止になった「あさかぜ」の名前が、まだ残っていますねぇ。
沿線には、春を告げる情景も。

左上写真は田布施駅。
ホーム脇の梅の木が、花をつけていました。

そうかと思えば、一方では・・・。

左下写真。
こちらは、埴生付近。
線路敷が、白くなってますねぇ。
このあたりでも、雪が降ったようです。
列車は、新下関へ。

右手には、こちら。
訓練用として置かれている0系新幹線4両編成(車籍はすでにありませんが)が鎮座しています。

この新下関の0系編成は、0系の「生みの親」であるかつての国鉄技師長・島秀雄を主人公に、昨年11月に放映されたドラマ「新幹線をつくった男たち」の撮影にも使用されましたね。私もドラマを見ていて、登場した瞬間に「新下関の0系だ!」とピンときました。
長いこと雨ざらしなので色あせてはいますが、ここの0系はなんといってもオリジナルのカラーリングをとどめていますんでねぇ。
16時49分。
広島から4時間近くかかって、列車は終点・下関に到着しました。

いよいよ、あとは九州へ帰るのみ。
下関からは、16時58分発、5241M列車小倉行きに乗り継ぎます。
車両は南福岡電車区所属、415系1500番台車のFM1509編成4連。ようやくJR九州の車両にたどりつきました。
下関を出て、列車は関門トンネルへ。

抜けると、そこは私の故郷・門司です。

帰ってきましたねぇ、九州まで。
門司からは17時19分発、快速4373M列車大牟田行きに乗り継ぎ、黒崎へと帰ります。
車両は、この旅の最初と同じ、813系電車。6両編成でした。

途中ワープしたおかげで、当初の計画よりも早く、帰りつくことが出来ました。
まぁ、誕生日だから、さっさと家に帰りませう。
久々の「青春18きっぷ」だったんですが、いろいろな情景を見られて、非常に面白かったです。
まさか、あんな大雪に見舞われるとは思いませんでしたが。まぁ、それも旅ですからね。
「ムーンライトながら」乗車も初めてでしたが、思ったよりもぐっすり眠れる列車でよかったですわ。

次に「18きっぷ」を使うのはいつになるのか分かりませんが、そのときも、こうしていろいろなものを楽しめるようにプランニングしたいですねぇ。
<おわり>