(2024・3)
さぁいよいよ、2024年春編のJR九州ウォーキングがスタートです。
今年からまたいろいろ、ウォーキングのルール等が変わるようで、ウォーキングの公式サイトもリニューアルされたり、様々変わるなかでの初日開催になりました。
今回は門司駅スタート・ゴールで、JR九州社員研修センターを訪ねるコース。距離的にも5kmを切っていて、ウォーミングアップにはちょうどいい感じですかね。
なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
3月9日朝。
箱崎7時9分発、普通2322M門司港行きに乗車します。
813系RM6+RM2232+RM2215編成計9両での運転でした。
最後尾のRM2215編成、クモハ813-2215に乗り込みました。
同編成は一部座席撤去をされている編成。現在、813系ではロングシート化改造が始まっていて、この編成もゆくゆくはロングシート化されるとみられますが。

こういう転換クロスシートの眺めも、見られなくなっていくんでしょうねぇ。
車内には、こちらの広告が。

成田空港と上野を結ぶ、京成スカイライナーの広告ですね。
福岡で成田空港アクセスのCM?とも思うんですが、最近はLCCで福岡と成田を結ぶ便も多いんで、そこを意識した広告展開でしょうね。
気が付いたら、列車は遠賀川を渡るところまで来ていました。

2322Mは普通列車で各駅に停まるんですが、博多を出たあとは後続の特急や快速に抜かれることなく、北九州まで到達します。
朝方にはそんな列車も存在してるんですね。
小倉を発車したあとに見えたのが、こちら。

駅上り方の留置線に、キハ147-49+キハ147-1081(手前)が停まっていました。この2両は、添田~夜明・日田間のBRTひこぼしラインのラインカラーを纏った編成。明るい緑色が目を引きます。
いつかこちらもちゃんと撮っておきたいもんです。
続いて、門司機関区の横を通過。

甲種輸送されてきて、運用入りを待っているEF510形300番台の量産車たちが、連結されて留置されているのが見えていました。
この機関車たちが運用入りすれば、門司機関区に残るED76・EF81といった国鉄型電機は、一気に活躍の場を減らすことになります。
8時36分、2322Mは門司に到着しました。

いい天気ですね~。
さて、改札を抜けて、ウォーキングのスタート受付しますか。
スタート受付は8時30分から始まっていて、ワタシが受付に行ったときには、スタート待ちの待機列がほぼなくなっていました。

マップと、スポンサーからの配布品を受け取ってスタートします。
メイバランス、個数制限があって、最後の1つをワタシが受けとりました。ギリギリやったな。(笑)
門司駅を出て、国道3号を小倉方面へしばらく歩いたあと、山手へ進みます。

たどり着いたのは、新原町にあるJR九州社員研修センター。
かつて国鉄が設置した九州鉄道学園の流れを汲む施設。以前にもウォーキングで来たことがありますが、2022年に建て替えが成り、新しい建物になってからは初めての訪問となりました。
中に入ってきました。

各種シミュレーターなどがある研修棟を通り抜けると、実習線のエリア。いかにもな駅名標がついていたりしますが、そこには・・・。
・・・こちら。

2023年1月に小倉総合車両センターで改造され、ここ社員研修センターへ搬入された「BUNPEI4004」(末尾の4は裏返し)。キハ40形の運転台部分のみをつなぎ合わせ、分割併合の実習用車両としたものです。
長崎・佐世保線で走っているキハ40と同じようなメタリックブルーに塗られたこの車両、ここに搬入されたのは知っていましたが、もちろん通常は一般の目に触れることのないもの。今回はこれが見られるだろうということでやってきたんですが、やっぱりインパクトあるわぁ・・・。(笑)
施設をひととおり見て回りましたが、以前の鉄道学園の頃の建物から打って変わって、ゆとりのあるスペースとなった社員研修センター。こういう立派な施設で研修できる社員さんたちは、本当に恵まれているなぁと思いますね。
社員研修センターの見学を終えて、こちらへ。

西鉄バスの鉄道学園前バス停。恒見営業所から門司駅を経由して、社ノ木二丁目から門司区の西端に近い藤松地区をまわり、また門司駅を経由して恒見へ向かう、西鉄バスの大里線、系統番号47番のバスが発着しています。
こちらでも書きましたが、写真奥のマンションの手前の駐車場辺りに、昔は国鉄購買部のストア(一般利用可)がありました。この近所に住んでいた幼い頃のワタシも、おふくろに連れられて買い物に来ていた思い出があります。
ここはかつて、国鉄の官舎が立ち並んでいたエリアでもありました。鉄道の街・門司の一つの象徴的なエリアだったんですよね。
今度は、門司駅に近い方向へ戻っていく道のりとなります。

こちら、高田1丁目のビルの1階にある「うちのぱん」。ウォーキングのコースマップでも紹介されていましたので、ちょっと立ち寄ってみました。
以前は同じビルの隣のスペースの米穀店の一角でやっていたパン屋さんが拡張して、1軒のお店になったということのようです。
このお店の場所にはもともと、「珉子(みんず)ラーメン」門司本店がありました。このあたりでは有名なお店で、ワタシも過去に食べに来ていたことがありましたが、その「珉子ラーメン」が閉店したあとに、このパン屋さんが入ったようで。
ショーケースの上に、かわいらしいカレーぱん(1個80円・税込)がありましたので、お試しと思って1個買って食べてみました。
一口かじってみると、中にはブラウンというよりは、少し赤みのかかった色のカレールーが入っていました。よく、インド風カレーを扱うお店とかで見かけるような色、ひき肉も入っています。旨みももちろんですが、スパイスも効いていて、後から辛さがやってくる感じ、とはいえ、びっくりするような辛さではありません。
大きさも手ごろで、ちょっと小腹空いたな~ってときにちょうどいい感じがしましたね。
さらにコースを進んで、こちら。

ここには「桂ベーカリー」というお店がありました。パン屋さんですが、年末の時期になると正月用のお餅を作っていまして、子供の頃のワタシもおふくろに連れられて、年末に餅の買い出しをしていたのを思い出しました。

掲示が出ていたので見てみたら、昨年2023年6月17日をもって閉店となってしまったようで・・・。
先ほどの「珉子ラーメン」もそうですが、思い出のお店がまた1軒、なくなってしまいました・・・。
コースを歩き終えて、門司駅へ戻ってきました。

昨年までは、ゴールの時にスマホのJR九州アプリでスタンプコードを読み込んで、ポイントが付与される仕掛けになっていましたが、今回は抽選箱のようななかにポケットティッシュが入っていて、そこにくじが仕込んであり、当たりが出れば景品がもらえる、というスタイルに変わっていました。今回のワタシは当たりは出ませんでしたが・・・。
今年の秋編からは、新しいスタンプ制度に変わるようで、その告知もされていました。
時間的にもかなり早い10時前にゴールしてしまいましたが、とりあえずは帰路を進みながらお昼を物色していく、ということにしました。

門司10時ちょうど発、普通5149M列車小倉行き、415系Fo-1501編成4連での運転でした。広島貨物ターミナルへ向かう高速貨2082列車を牽引して、関門トンネルへ向かうEH500-73との行き違い風景が見られました。
2022年9月ダイヤ改正以後はしばらく休車状態となっていたFo-1501編成でしたが、昨年2023年末に突如運用復帰を果たし、その後はいたって普通に運用されています。2008年にJR東日本からJR九州へ譲渡されてきた415系3編成のうち、今や唯一の現役となりましたのでね・・・。
小倉に到着して、次の列車を待っている間に見かけたのがこちら。

このところ中津発で土・休日に運転されている、「きらめき291号」博多行き、787系BM2編成6連でやってきました。
783系8両(ハウステンボス+みどり編成)で運転される日もある列車ですが、この日は787系での運転でした。
小倉からは、821系UT9編成3連で運転される普通627H列車直方行きに乗車して、折尾まで行くことにしました。

折尾に着くと、上りの門司港行き628H列車の821系UT5編成3連との行き違い。
こうして821系が並ぶ光景も、日常のものになりました。
ここ折尾で、お昼にしました。

昨年2023年9月に駅高架下にオープンしていた、「本店鉄なべ」えきマチ1丁目折尾店に入りました。
現在は黒崎に本店がある「本店鉄なべ」ですが、もともとは折尾駅前で創業していました。なので、「折尾に戻ってきた」という表現が適当なのかもしれません。

焼き餃子(10個、650円・税込)と、「本店鉄なべ」ではお初になるチャーシュー丼(600円・同)をいただきました。お店オリジナルのピリ辛味噌ダレでいただく、ニンニク不使用の焼き餃子、しっかりと餡の旨みがあってやっぱり美味い! チャーシュー丼も、じゅわっとしみ出した旨みがたまらない一品でした。
せっかく折尾に来たので、こちらへ。

2年前に高架へ移った、鹿児島~筑豊短絡線。その短絡線上に設けられていた折尾駅鷹見口の跡地です。
こちらでも書いていますが、さすがに2年経つと痕跡がなくなってきていました。
さて、お昼も食べたので、帰るとしましょう。

折尾11時33分発、区間快速(福間→二日市間快速)3225M列車久留米行き、811系8両編成での運転、前4両はPM6編成でした。

快速区間に入る手前の福間で、この列車を降りて・・・。
福間からはこちらへ。

12時5分発、普通2335M列車羽犬塚行き、813系6両編成での運転、前3両はRM4編成でした。

RM4編成の中間に連結されている、サハ813-404に乗車しました。
もともと2連だった813系0番台編成に、中間車として新製・挿入されたサハ813形400番台。その投入からももう20年以上が経過しています。
おそらく、今後はこの400番台も含めてロングシート化されていくと思われるので、茶色いモケットの転換クロスシートがあるこういう眺めも、いずれは見られなくなるのかなと。
12時33分、2335Mは箱崎に到着。
ワタシはここで下車します。

また晩飯の買い出しでもして、帰りましょうかね。
2024年のJR九州ウォーキング初っ端の参加となりました。
とにかく、今回は冬の間に鈍ってた体のウォーミングアップを兼ねて、ということにしていたので、ちょうどいい距離だったと思うし、ちょうどいい疲労感だったと思います。今回も、ついでにおいしいものもいただけたし、気になっていたものも見ることができました。
門司はワタシの生まれた街でもあるんですが、昔から馴染みのあったお店がなくなっていくというのは、やはり寂しいもんですね。時の流れがそれだけ進んでるとはいえ、いざ目の当たりにすると辛いですねぇ。

気を取り直して、あくる日もウォーキング参加です。そちらはまた改めて、ということで。
<おわり>