(2023・10)
今回は、篠栗線城戸南蔵院前駅をスタートするJR九州ウォーキングへの参戦の記録です。
ここのコースは例年秋に開催されていまして、城戸南蔵院駅を出てそのまま南蔵院へ行き、釈迦涅槃像を見学したあとに山を下り、篠栗駅を目指すというもの。これまでは11月開催だったんですが、今回はなぜか10月に繰り上がりました。
11月だとあのあたりは、九州場所中でいくつかの相撲部屋が合宿所を構えているんですが、今回はそれもまだなくて、なんだか雰囲気違うなぁという感じでしたが・・・。
なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
10月8日朝。

箱崎7時54分発、普通129M列車南福岡行きに乗車しました。
813系RM2234+RM2215+RM2225編成計9両での運転でした。はぁ全部が一部座席撤去の車両ですね・・・。
129Mを一駅で降り、吉塚で乗り換えます。

吉塚8時7分発、普通2628H列車直方行き、817系VG1514+VG1601編成+BEC819系ZG5311編成計6両での運転でした。
こちらは、途中の長者原にて。
対向の普通5627H列車博多行きが少し遅れてやってきたので、こちらの2628Hも3分ほど遅れて長者原を発車しました。
それにしても、朝から雨が・・・もともと、雨の確率が高い予報ではあったんですけどね。実際こういう天気だと、やっぱりがっくりきますね。
2628Hは篠栗を出て、かつての鉄建公団が建設した高規格の区間へ進みます。本当に、篠栗までの区間とは同じ単線でも、かなり雰囲気が変わりますね。
それにしても、雨粒が・・・。
定刻3分遅れの8時30分、2628Hは城戸南蔵院前に到着しました。
やっぱり雨が降ってますね・・・。

駅の前へ出てきて、ウォーキングのスタート受付へ。マップを受け取ってスタートします。
いつもの年なら、スタート受付には長蛇の列ができるんですが、今回はこの天気のせいもあってか、参加者が少なくてですね・・・。
とりあえず、コースを歩き始めました。

まずは、国道201号を渡って、南蔵院へ。
ここ篠栗周辺には、「篠栗四国八十八箇所霊場」というのがありまして、四国八十八箇所を模して多くの札所が設けられています。この南蔵院は高野山真言宗の別格本山であるとともに、その「篠栗四国八十八箇所」の総本寺・1番札所となっています。
境内を歩いてこちら、釈迦涅槃像のところまでやってきました。

全長41mにも及ぶというこの釈迦涅槃像、ブロンズ製としては世界最大のものとか。
今回のウォーキングのタイトルに「自由の女神と1m違い?」というフレーズがありますが、ニューヨークにある自由の女神像は、台座からトーチの部分までの高さが46mあると言われていますので、この「1m」というのはどこから来たのかな・・・?

それにしても、大きいですよね。近くへ行くとよりその大きさを感じます。
こちら、涅槃様の足の裏ですが・・・。
仏教の宇宙観を示した紋様が刻まれているとされており、「仏足」としてこちらも礼拝の対象となっているとか。
足も大きいですよね・・・。
南蔵院を出て、国道201号を通って山下りの方向へ。

こうして列車が走っている姿も見えています。かつてはここを415系が走る姿もみられたわけですけどね・・・もともと気動車王国だったところなんで、電化当初はかなり違和感があったんですけども。
あと3年もすると電化開業20周年ですか・・・。
さて、こちら。
このコースではおなじみ、やきやまこんにゃくの直売所ですね。

今回も、コースマップを見せると粗品プレゼントが。
直売所にも立ち寄って、少しこんにゃくを買ってきました。
毎度毎度、おみやげいただけてありがたいですね。
コースをさらに進んで、こちら。
筑前山手駅ですね。
高架橋の上にホームがあります。そういえば篠栗線内で、行き違いのできない単線の配線になっている駅は、この筑前山手だけですね。
国道201号から篠栗街道の旧街道筋へ入り、そこから少し山へ上がってきたところに、山王寺があります。
篠栗四国八十八箇所の61番札所ともなっている山王寺、5月から10月上旬にかけては約4000個の風鈴が境内を彩ります。この日も、時折風に揺れて風鈴が音を奏でておりました。
国道201号へ戻ってきました。
八木山を越える旧道と、八木山バイパスとが合流し、そこからしばらく行くと今度は、201号の新道と、旧201号(現・県道607号)とが分岐するポイントにさしかかります。

コースは旧道側へ進んでいくんですが、分岐した先には、西鉄バスの土井営業所篠栗車庫があります。
ここには日の浦口バス停がありまして、10年以上前までは八木山峠を越え、飯塚からの路線バスがここまで走ってきていました。
こちらは、篠栗四国八十八箇所の62番札所となっている、遍照院。
1900(明治33)年に、博多区の櫛田神社横からこの篠栗へ移転してきたお寺なんだそうです。
ここには小規模な羅漢窟がありまして、かつてちびさん連れで来ていたときは、ちびさんたちが喜んでこの羅漢窟に何度も入っていたのを思い出します。

今回は一人だったんで気が引けて、通るのはやめときました・・・娘たちもそれぞれやることが出てくる歳になりましてね。
コースはいよいよ終盤。
篠栗の市街地へ入ってきました。
ここも旧国道から分かれて街道筋へ入ってきたところ。古くからのたたずまいもあちこちに見られます。
10時10分、ゴールの篠栗駅に到着しました。
スタートして1時間ほど、あっという間に終わってしまいました。
まぁ、ずっと雨が降っていまして、あまり道草をしなかったことも大きかったですかね。
で、駅のほうを見ますと、ちょうど博多行きの快速4627H列車が入ってくるところが見えていましたので、そそくさと列車に飛び乗りました。
817系VG1601+1514編成計4両での運転でした・・・って、これ、朝乗った列車の折り返しですね。(笑)

列車は篠栗10時9分発でしたが、2分ほど遅れていました。遅れてなければ乗れなかったパターンですね。
4627Hは2分遅れのまま、10時27分に終点の博多へ。

・・・あ、終点まで乗ってしまいましたね。(笑)
もちろん、わざと吉塚で降りなかったんですが。
しばらくホームで列車を見ていますと、吉塚方から金色に輝く列車がやってきました。
そう、「或る列車」ですね。このところは、博多~由布院間往復の行路が定着しています。
11時ですが、もうお昼にしましょう。

駅周辺をあちこちウロウロした挙句、博多デイトス1階にある「炉端魚助」へやってきました。
ちょうど開店時間、他のお店はすでに入店待ちが出ていましたが、こちらのお店は少し奥まったところにあるせいか、お客さんが誰もいませんでしたので、悠々と入店・・・。
お酒を呑みながら少しつまみを、というつもりで入ったんですが、このお店、煮魚系や焼魚系はけっこう当たりのようで。
左上写真はカレイの煮付け(550円・税込)。メニューに載っていないんですができます、という店員さんの一言で注文したんですが、これが大当たり! 身の付きもよく、甘辛い煮汁がとてもいいお味でしたね。

お酒もいろいろありまして、ワタシがよく呑む糸島のお酒「田中六五」も置いてありましたので徳利で。芳醇なものからスッキリ系まで、いろいろ楽しませてもらいました。
おいしいお魚とお酒でほろ酔いな感じになりましたんで、帰るとしましょう。

博多12時22分発、普通2154M列車福間行き、813系RM2233+2209編成計6両での運転でした。
雨が降り続ける生憎の空模様でしたが、ちゃっちゃと歩いてきました。
ここのコースはもう何度も参加していまして、他にコースがあればそちらへ行こうと思うところでしたが、ここのコースしか開催がなかったので・・・まぁでも、慣れた道のりでもあるのでですね。

JR九州ウォーキング秋編はまだまだ続きます。次はどこが出てくるのやら・・・。
<おわり>