(2022・6)
今回は、5月14日に開催された筑肥線虹ノ松原駅スタートのJR九州ウォーキングのコースの事後補習をした記録になります。

唐津市の唐津湾に面した海岸沿いに、長さが東西約4.5kmに及ぶ虹の松原と呼ばれる松林があります。もともとは防風林として松を植えたのが始まりですが、現在は約100万本のクロマツが群生し、三保の松原、気比の松原とともに日本三大松原のひとつに数えられています。
そんな虹の松原と浜崎海岸の一部をコースにした今回のコース、5月に歩けたらよかったんですがね・・・7月が近く、しかもすでに真夏日の暑さが襲っている状況ということで、文字通り暑さとのたたかいになりました。

なお、ウォーキング部分についてはこちらも参照ください。
今回は、久しぶりに嫁さんとちびさん2人がそろって参加となりました。

まずは6月26日、朝の地元駅から。
8時12分発、普通133M列車鳥栖行きに乗車。813系の6両編成、前3両はRM110編成でした。
813系のなかでも、一部座席撤去をされていない0番台や100番台が来ると、当座着席できなくても、なんか安心してしまうんですよね。(^^;
133Mは8時16分に博多に到着。
我々はそのままいったん改札を出て、地下鉄の博多駅へ向かいました。

地下鉄博多駅も、七隈線の乗り入れが来年3月に近づいて、駅構内でも関連工事が進んでいます。
空港線・箱崎線と七隈線との乗り換えというと、天神地下街を介して天神駅と天神南駅との間の徒歩移動、というのが結構大変でしたが、いよいよ同一駅での乗り換えが実現する日が近づいていますね。
さて、ここからは地下鉄空港線での移動です。
8時30分発、普通449C列車筑前前原行き、福岡市地下鉄1000N系の08編成6連でやってきました。
そういえば、地下鉄での移動も久々だったりしますね・・・。

そういえば、この1000N系も置き換えの話が出てきてまして、福岡市地下鉄といえばこの顔、という時代も、終わりが見えてきています。
地下鉄区間を走り切り、449Cは間もなく姪浜というところ。
地上へ出てきました。

福岡市地下鉄の路線で最初に開業したのは、1981年(昭和56)年7月の室見~天神間でしたが、その最初の開業の際、営業車両である1000系の地下区間への搬入は、かつての国鉄筑肥線を介し、この姪浜側の地下区間入り口を使用して行われたんですよね。
姪浜からは、JR筑肥線へと進みます。

こちらは、姪浜の次の下山門駅。
筑前前原以東の筑肥線各駅では昨年2021年3月までに、ホームドアの設置が完了しました。この区間の営業列車はすべて6両編成でドア位置も揃っていますから、やりやすかったということはあると思います。
こちらは、糸島高校前駅。
2019年3月に開業した新しい駅です。

見たところ、けっこう需要はあるようで、上り列車を待っている人も、写真ではわかりませんがけっこういるようでした。
449Cは9時12分に終点・筑前前原駅4番ホームに到着。

ここからはさらに先へ。
9時28分発、335C列車西唐津行き。向かい側の3番ホームに、103系E18編成3連が入線してきました。
103系1500番台も久々に乗りますねぇ。車体こそ105系と201系のあいのこみたいな形状ですが、今や全国的にも稀少となった103系の生き残り、でもありますもんねぇ。
こちらは途中の一貴山駅。
駅のホーム脇にはあじさいが。季節ですもんねぇ。

一貴山から筑前深江の区間は、田園地帯のストレート。
かつて、303系の新造公式試運転のときに、撮影にきたことがある区間です。もう22年半くらい前の話ですが。

すでに、稲が青々としているところもありました。早く植えたんでしょうねぇ。
筑前深江を出て、大入へ向かう区間は、海沿いを走ります。
前日は荒れた天候だったんですが、晴れてくれましたね。
9時54分、鹿家に着きました。
ここでは上りの338C列車筑前前原行きと行き違いです。

ここが福岡県内最後の停車駅、次の浜崎からは、佐賀県唐津市となります。
10時3分、335Cは虹ノ松原に到着しました。

駅舎にあるこの駅名標、いい味出してますね。

今回のウォーキングは、ここからスタートします。
駅前に広がる松原のなかを歩き、こちら。
虹ノ松原~東唐津間にある、鏡山口踏切です。

この道をまっすぐ行くと、駅の南手に見える鏡山への登山道になりますが、我々はそちらへは向かわず・・・。
・・・途中から折れて、国道202号を歩きます。
写真右手に見えている大きな鳥居は、鏡山神社の大鳥居ですね。

この国道202号沿いには、いろいろお店があるんですが・・・。
コースマップにも記載のあったこちら、マリンセンターおさかな村に立ち寄りました。
新鮮な海の幸などが販売されており、なかでも今がシーズンのヤリイカがたくさん置いてあったのが印象的でしたね。まぁ、イカで有名な呼子は、現在は唐津市内になっているので。
さすがに生ものは持って帰れないので、丼つゆ用の醤油と、ふりかけを購入・・・。
時刻は11時過ぎ。
いくつかランチを物色しましたが、結局ここへ。

「とんかつ きのや」唐津浜玉店。
本店が佐賀市若宮にある、佐賀発祥のとんかつ専門店。福岡県内にも何店舗かあるようなんですが、まだ行ったことがなかったもんで、今回試してみることにしました。
ワタシが頼んだのは、写真の特選ジャンボヒレかつ定食。(1490円・税込)
ヒレかつ大きい! 同じ皿に盛られたキャベツの千切りもこんもりしています。ご飯は無料で大盛になるということで、お願いしてみました。
タレ(ソース)は、きのやの自家製タレと、辛口タレの2種類。サラダのドレッシングも、和風ごまドレッシングとサウザンドレッシングの2種類用意されていました。

とにかく、かつのお肉が分厚いのにやわらかい! この破壊力はすごかったですよ。
とても食べ応えがありました。大満足!
お昼を食べ終わって、コースは一路海の方向へ。
再び、虹の松原に突入です。

虹の松原については冒頭でも書いていますが、それにしても、この鬱蒼とした松林、もとは人が植林したのが始まりなんですから、すごいですよね。
松林を抜け切ると、こちら。

浜崎海岸に出てきました。
弓なりに弧を描く海岸線沿いに、松林が広がっているのがよく分かります。

松原の途切れた先は、唐津の市街地。
唐津城の天守閣も見えていました。
ちびさんたちが砂浜へ降りていきましたんで、ワタシも後を追いました。

こちら、クラゲが打ち上げられていますね。
このあたりの海によく出るというヒゼンクラゲでしょうか。
触るのもアレなんで、そのままにしておきました・・・。
浜崎海岸を後に、さらに歩き、ゴールの浜崎駅にたどり着きました。
スタートから約3時間ほど。買い物もしたし、お昼も食べてますし、海辺で少し休憩もしたし、まぁそんなもんでしょうか。
とにかく暑くて、汗が止まらない状態でした。そろそろウォーキングには不向きの時期になってきちゃいましたかね・・・。
ということで、もうそそくさと引き上げることにします。

浜崎13時23分発、普通352C列車筑前前原行き、103系E17編成3連での運転でした。
あー電車の中は冷房効いていて涼しいなぁ・・・。(^^;
MT55系モーターの爆音を響かせつつ、列車は東へ向かっていきます。
トンネルに入ると、やはり響き渡りますねぇ。(笑)

鹿家~福吉間の車窓から。
本当に、天気に恵まれたのはよかったんですが・・・何しろ、梅雨が明けないこの時期に真夏日連発とあっては、かなり厳しいですね。
352Cは、14時1分に筑前前原駅4番ホームに到着。
ホームドアの関係もあり、慎重に停止位置に合わせていました。

ここからはまた乗り継ぎ。
1分接続、向かい側の3番ホームから14時2分発、筑前前原始発の普通490C列車福岡空港行き、305系W1編成6連での運転でした。
写真は、2番ホームに停車中の1000N系10編成との並び。
筑肥線区間をあっという間に走り切り、姪浜へ。
筑肥線内での車内自動放送の音声は、この春から九州内の特急車内で採用されたものと同じ声になっていましたね。

ここから地下鉄区間へ進みます。305系であっても、地下鉄区間内の車内自動放送は福岡市交の車両と同じなので、ここで音声が変わります。
14時43分、490Cは博多に到着。
中洲川端で、別の用事があった嫁さんとちびさんたちが箱崎線へ乗り換えたので、ワタシ単独でここへやってきました。

博多駅前広場では、7月1日からの博多祇園山笠に備え、飾り山の設置作業が進んでいました。
今年は3年ぶりに舁き山も走るということで、どんなふうになるんだろうと。
博多阪急の地下で少々買い物をして、地元駅へ帰ります。
博多15時9分発、普通(二日市→博多間快速)1228M福間行き、813系RM2202+RM2編成計6両での運転でした。
クルマではこれまでも行ったことのあるエリアでしたが、歩いて巡ると、クルマで行ったのでは気がつかないいろいろなことが見えてきますね。やはり、歩くのは面白いです。クルマの運転は神経も使いますんで、その点では、電車でのお出かけはかなり気分的にも楽です。
なんだかんだで、6月もウォーキング(トレッキング含む)絡みで、今回も含めて5本の旅行記を作ってました。今年は春から量産傾向になっています。3月以降だけで22本ですか・・・。(^^;
コロナウイルス禍がおさまりきらないもとで、近場旅の提案、という意味合いもあるんですけどもね。

6月も終わりに近づき、梅雨明けしてないのに真夏日が早くも襲ってくるという状況のなか、とりあえず今回は歩ききりました。文中でも書きましたが、そろそろ歩くのは厳しくなってきたかな・・・何か考えないといかんですね。(^^;
<おわり>